就職活動を振り返って
就活(一般的な話)
一般的とは書きましたが、あくまで私の考える就活です。
新卒採用とは何か
日本における新卒採用とは、ポテンシャル採用です。何のスキルも経験もない学生を「入社後活躍してくれそう」という期待に基づいて採用します。ですので、マトモな企業なら入社後に研修があります。
どこを見られるのか
では、ポテンシャルをどう判断するのか。私が思うに、ポイント(特に最終面接などで判断されるポイント)は
- 意欲の高さ
- カルチャーフィット
の2つです。もちろん、よく言われるような「論理的思考力」や「コミュ力」も重要だとは思いますが、それらは面接を円滑に進めるのに重要な要素(必要条件)であって、判断ポイントではないと思います。
就活用語
- WEBテ・・・SPI、玉手箱、CAB、TG WEBなどのこと。読解力、計算力を問われることが多い。企業によっては英語もある
- お祈り・・・不採用通知のこと
- サイレントお祈り・・・不採用者に通知をしないこと。
- 逆お祈り・・・学生側から企業に送る選考辞退・内定辞退通知。
- グルディス・・・グループディスカッションの略
- ガクチカ・・・学生時代に力を入れたこと
- 逆質問・・・面接で学生からする質問
- 大手・・・大手企業のこと。大企業の意味で使う人もいる
- 内定ブルー・・・内定後にネガティブな気持ちになること
- NNT・・・無い内定、内定がないこと
- BIG4・・・Deloitte, PwC, EY, KPMGの4大会計事務所
- 道玄坂の緑の会社・・・サイバーエージェント
- 赤・・・三菱UFJ銀行
- 緑・・・三井住友銀行
- 青・・・みずほ銀行
- デー子・・・nttデータの子会社
- メー子・・・メーカー系の子会社
- ユー子・・・ユーザー系の子会社
就活の流れ
B3(M1)のサマーインターンから本格的に始める人が多いと思います。本選考が本格化するのはB4(M2)の2月くらいで3月に内定もらう人もそれなりにいます。
企業によって開始時期が異なるので、ちゃんと調べておくといいと思います。3月に始めたのでは間に合わない企業もあります。
自己分析
「自己分析」なんて仰々しい言葉だなと思いますが、要するに自分がどういう所にフィットするか、どういうところで働きたいかを考えることだと認識しています。
- 多くの人と関わりたい/出来るだけ人と関わりたくない
- 東京勤務がいい/転勤歓迎/地方勤務がいい
- 一生勤め上げたい/転々としたい
- スーツを着たい/私服がいい
- バリバリ働いて稼ぎたい/まったりがいい
- ドライ/ウェット
など色々あると思います。よく聞く「自己分析ノート」などあんまりやりすぎても訳がわからなくなるので、個人的には企業を探す中で並行して考えていけば十分だと思います。
業界研究
まず、どういう業界がこの世の中にあるのかをざっくりと知るのに
https://www.youtube.com/watch?v=zAkK9qlCAbM
この動画が役に立ちました。
業界研究としては、その業界の現状だけでなく、過去どういった歴史があって現在に至っているのかざっくり抑えるといいと思います。特に大企業は歴史が長いことが多いので。
職種研究
業界を決めたら、どのような職種があるのかを確認するといいと思います。大体、営業系・事務系・技術系で分かれますが、業界によって異なります。
企業研究
SPEEDAという、業界研究・企業研究に有用なサイトがあります。本来は有料ですが大学アカウントで無料で使える場合(立教大など)もあります。
エントリー
企業の採用サイトでマイページ(IDとパスワード)を作ります。 個人情報(氏名、学歴、住所など)を入力するのが面倒くさいですが、マイナビ・リクナビ・キャリタス・外資就活などを経由してエントリーすると多少は入力の手間が省けます。
TOEICの点数や、浪人・留年経験はあるかなどはこの段階で訊かれることが多いです。
企業によっては、マイページというものがなく、メールで履歴書を提出させるパターンもあります。
エントリーシート(ES)作成
各企業の用意する設問に答えていきます。PCで入力できる企業が多いですが、紙で書いて郵送が求められる企業(テ○ビ東京など)もあります。
定番質問は、
- 志望動機
- ガクチカ
- 自己PR
の3つです。ガクチカは「学生時代に力を入れたことは何ですか?」、「あなたが学生時代最も成果を出した経験は何ですか?」など企業によって若干訊かれ方が変わります。
傾向として、外資系企業で自己PRを問われることは少ない気がします。
webテスト
ES提出と同時に期限が設定されることが多いです。
SPIが有名ですが、SPIにもテストセンターで受験するものと自宅で受験するものの2種類があります。テストセンター型だと結果を使いまわせます。SPIは意外と難しいので、青い本(赤い本ではなくて)で対策することを勧めます。個人的には、赤い本は簡単すぎて、使い物になりませんでした。
稀に企業オリジナルのテストを使用している場合もあります。
「答え」が出回っていますが、私が友人経由で入手したものは使い物になりませんでした。
動画選考
採用している企業は少ないと思います(日立製○所、PwCコン○ルティングなど)。
自分が設問に答えている姿を録画したものを提出するタイプの選考です。
グループディスカッション
多くの企業で採用されています。
4〜6人程度でお題に対して回答を作り、プレゼンします。
面接
大体2回以上ある気がします。最終では経営層クラスの人が登場します。
その他
OB訪問
やっていないのでよく分かりません。
学歴は?
「学歴」というよりは学校名ですが、「学歴」で内定は出ません。ただ、有名大卒の人は優秀そうに見えるというのはあると思います。
また、大企業の場合、大学名というのは枠に近いと思います。「○○大から何人くらい欲しいよね」といったように、大きい採用人数の中で何となく出身大学の偏りが出ないようにするはずです。ですので学生数の少ない大学の学生は、(同レベルと見られる他大よりも)有利なのではないでしょうか。
英語力は?
就活で英語力をアピールしたいなら、IELTSやTOEFL、英検よりもTOEICを受けることを勧めます。ESではTOEICの点数を訊かれることが多いです。
一方で、TOEIC何点だから就活楽勝みたいなことはないと思います。
因みにFinancial Timesは大学のアカウントで無料で読める場合もあります(立教大学など)。TIMEやthe Economist(慶應大学の学生は無料で読める?)ほど難しくないですし、TOEIC対策にもなってビジネスニュースも読めて一石二鳥かもしれません。 どうでもいいですが、FTは日経の傘下です。
新聞は?
読むなら朝○や読○より日経がいいと思います。
何社受ける?
こればかりは人によりますが、現実的に同時進行できるのは10社程度では?と思います。早い時期から選考を始める会社とそうでない会社があるので、受けようと思えば結構たくさん受けられると思います。
外資系企業人気について
外資系のいいところは、学閥がなく実力次第でいくらでも偉くなれる可能性があること。その一方で日系大企業と変わらない待遇であることだと思います。
人気の理由は給与の高さだと思いますが、退職金や福利厚生を考慮に入れると、額面で提示されている数字をそのまま日系企業と比較できないと思います。
サイト
- ワンキャリア・・・使いやすい。ESや選考体験などが見られる。説明会も主催している。ここ経由でエントリーできる企業もある。
- 外資就活・・・使いやすい。外資系に強いが外資系だけではない。ESや選考体験が見られる。選考対策イベントも主催している。ここ経由でエントリーできる企業もある。
- みんしゅう・・・2chに近い。ほとんど人がいない。オワコン?
- マイナビ・・・使いづらいが、使うしかない。
- リクナビ・・・使いづらいが、使うしかない。
- アサガクナビ・・・電話がしつこいし、SESの企業を紹介されるので、退会した。
- アカリク・・・院生向け。よく知られていない企業を紹介してもらえる。
- labbase・・・院生向け。あまり使っていないのでよく判らない。
- 就活会議・・・内定者のESが見られる。
- unistyle・・・内定者のESが見られる。
- キャリタス・・・ここ経由でエントリーできる企業もある。
- type就活・・・ここ経由でエントリーできる企業もある。
- meetscompany・・・登録したが使っていない。
- ブンナビ・・・登録したが使っていない。
- bizreach・・・登録したが使っていない。
- キャンパスキャリア・・・登録したが使っていない。
- goodfind・・・登録したがほぼ使っていない。ここ経由でエントリーできる企業もある。
- futurefinder・・・登録したが使っていない。
- サポーターズ・・・登録したが使っていない。
就活(自分の話)
気が向いたら書くかもしれません
コンサルのインターンについて
サマーインターンなど、多くの大手コンサルで実施されるインターンはインターン(実際の業務が経験できるもの)ではありません。ビジコンをやって優秀っぽい人がいたら早期内定が貰えるものや半分以上説明会のようなものが殆どです。「インターンではない」とはいっても、特にITコンサル(アクセンチュア、TCSなど)は就活生のイメージと実際の仕事内容にギャップがあるので、業界研究を兼ねて受けてみると勉強になると思います。
現在B1やB2で、どうしてもコンサルファームでインターンしたい人は
こういったところにapplyしてみるのも一考だと思います。他にも(日系ファームなど)探せばあるかもしれません。どれくらい相手にしてもらえるかどうかは分かりませんが。